3.撮って見つけた 新しい風景②
Scenery5 幻想的な朝の海 バンタブーン湾
チャアムから車で1時間のこのエリアは、マングローブの森があったり、漁業が盛んでシーフード料理店などが並ぶエリア。バンタブーン湾の橋から、漁船や高床式の小屋が点在した風景を朝陽と一緒に。
Scenery6 ダイナミックな砂糖の木 アンクル・アンクル・タノーム農園
ペッチャブリーは砂糖椰子の名産地。この砂糖を使ったさまざまなお菓子が食べられる県としても有名だ。熟して落ちた実の皮をはいで、小麦粉と混ぜて蒸せばカステラのようなお菓子に。実の汁はジュースになる。
Scenery7 野生の象 クイブリ国立公園
森の中を静かに歩く象の群れ。寄り添って道を渡る親子、水を飲み遊ぶ姿や、白いサギがお供するように周りを取り囲む姿に和む。
このクイブリ国立公園は、野生でのびのびと暮らす象の姿が撮れる、タイでも珍しいスポット。
確認されているだけで237頭の象がこの公園内で暮らしている。
敷地は広大なので、会えるか会えないかは運しだい。「だけど丸1日見られないのは1か月に2日間くらいだと思います」とガイドさん。7~8人のグループで車の荷台に乗って、いざ象を探しに出発だ。
ガイドさんが他の車と象出現の情報をトランシーバーでやり取りしながら移動。
砂埃があがるので、移動中はレンズに砂が入り込まないよう、カメラをガードする。
象を探して森の中を駆け抜けるなんて、ちょっとした冒険だ。
そもそもこの国立公園が設立されたきっかけは、昔、このあたりに住んでいた野生の象のカップルが、近隣のパイナップル畑を荒らし、怒った畑の持ち主が銃で撃ち殺してしまった事件がきっかけとなっている。心を痛めたラーマ9世は象が安心して住める場所をつくりたいと願い、森をつくり象が好む草を植え、この公園のプロジェクトを実施した。いまではタイ人だけでなく、欧米人の観光客に人気のスポットとなっている。確率は象よりかなり低いが、鹿やジャッカル、ヒョウ、トラなどが見られることも。象が群れを成して歩く姿は優雅だ。忘れられない1枚が撮れるはず。
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