2.どこか懐かしくて穏やかな日暮里・谷中エリア

日暮里駅西口を出て、なだらかな御殿坂を登ってまっすぐ歩くと出合うのは、夕陽の名所「夕やけだんだん」。この階段から見る夕陽はもちろんきれいですが、お昼に来ても眺めが良くて気持ちがいい。周りには店先に品物を並べているお店があったり、腰かけてひと休みする人もいたりと、のんびりとした空気感にホッとします。階段下には、下町情緒のある谷中銀座商店街が広がり、可愛らしい雑貨店や美味しそうな惣菜店など、立ち寄りたいお店がたくさんある！

お店の人に挨拶しながら立ち寄れば、下町らしい気風の良い返しが返ってきます。谷中は路地などで猫とよく出会えることから、猫の街としても有名。猫グッズを取り扱うお店をあちらこちらで見かけます。店舗や民家が密接しているエリアなので、撮影時はひと声かけたり、周りに気を配るなどマナーに気をつけて。

HIGURE 17-15 cas

谷中の街なかを散歩していると、黒塗りの３階建て建物にらくだを発見！屋上からのんびりと街を眺めているよう。ここは、さまざまなアーティストが集うアートスペース。プロだけでなく、若手作家や学生などが表現する作品に出合える場所です。展示はもちろん、ワークショップを開催することも。２階にはテラスがあり、街を一望できて開放的！取材時は、韓国出身のチョウセミンさんとソ・ミジさん２名の女性による作品を展示。エネルギッシュなアーティストたちの話を訊いていると、インスピレーションが湧いてきそう！

元工場を再生した建物。「らくだの家」として親しまれています。　

荒川区西日暮里3-17-15

営業時間・休みは展示により異なります。
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おすすめスポット２
夕やけだんだん

日暮里駅から５分ほど歩くと、「夕やけだんだん」と呼ばれる階段があります。夕暮れ時には階段がオレンジ色に染まり、眼下には情緒ある谷中銀座商店街が広がります。このエリアでは猫を多く見かけることから、谷中に来たら立ち寄りたいスポットとしても有名。近年では、海外からの観光客も多く訪れているのだそう。
もちろん夕暮れ前も眺望は抜群。ただし民家の近くや人の多い商店街の中では、撮影マナーを守るのが大切。撮影に夢中で敷地内に入ったり、むやみにカメラを向けるのは控えましょう。

周囲に気を配って冷静に動けば、猫も驚かず撮影もスムーズ。

おすすめスポット３
古書信天翁（あほうどり）

夕やけだんだんの階上すぐ横に、本の青空販売が！昔の雑誌や文庫本などを手に取ってふと目の前の雑居ビルを見れば、２階に鳥が翼を広げた「古書信天翁」の看板を発見。階段を上ってお店に入ると、たくさんの本が並んでいました。
文芸書だけでなく、写真集や画集、レコード、コミックなどジャンルが幅広い！地元谷中の人々からの買取品が多いためか、どこか懐かしい品物が多いのだそう。
リトルプレスも一部取り扱っていて、個性的な内容や装丁が素敵。落ち着いた店内で、ディープな本を探すのが楽しい！