2.写真部紹介 小豆島カメラ

「見たい、食べたい、会いたい、行きたい!」を伝える

写真家のMOTOKOと出会ったことがきっかけで2013年に結成し、オリンパスのカメラで小豆島の日常を切りとる小豆島カメラ。写真を毎日Webにアップして、島の魅力を発信し続けています。

左から古川絵里子さん、大川佳奈子さん、黒島慶子さん、 坊野美絵さん、
太田有紀さん、三村ひかりさん、牧浦知子さん

 

小豆島の美しい風景や豊かな食、伝統行事など、メンバーそれぞれの視点で切りとられた写真は、じわりと心に染み渡るものばかり。結成4年、写真展や撮影ツアーなどの活動を経て島内外で知られるようになり、「SNSを使わない年配の方にも声をかけていただくことが多くなりました」と牧浦さん。
「最初はただ必死で目の前のものにシャッターを切っていたけれど、いまはどんな写真を撮っていきたいのだろうと考えるようになりました」(太田)
「結婚や引っ越し、仕事の変化など、メンバーを取り巻く環境が変わってきました。写真は人生がダイレクトに写るもの。小豆島カメラの写真も、変化しているのかもしれません」(三村)
オリンパスにカメラのサポートを受けて写真の腕はめきめき上達。「とにかく続けていきたい」とはメンバーみんなの思い。「小豆島に行ってみたい。写真を撮ってみたい」。彼女たちの日々の写真は、小豆島や写真のファンを緩やかにつくり続けています。

坊野美絵 雨の日も静かに流れる日常の風景が愛おしい。そこに暮らす人の人柄が風景をさらに美しくする。

黒島慶子 手で触れて状態を判断し、23%の水分量の「生そうめん」に仕上げる。経験がものをいう職人技。

古川絵里子 夏休み、遊びにきた孫に釣りを教えるおじいちゃん。夕暮れまで楽しみ、釣れた魚は夜ごはんに。

牧浦知子 鮮やかな緑色、ザワワとざわめく稲穂に誘われる。夏の暑さも忘れるスペシャルな昼下がり。

三村ひかり 秋の太鼓祭り。太鼓台を担ぐ大人、その上で太鼓を一生懸命たたく子ども。その姿にぐっとくる。

太田有紀 採れたての裏庭さくらんぼ。いただきものの多い暮らし、お裾分けできることが嬉しい。

大川佳奈子 当たり前にあるこの景色。きっと彼らは大きくなってから気づくだろうなぁ、小豆島の良さを。

小豆島は人口約3万人の香川県の島。淡路島に続き瀬戸内海で2番目に大きく、海も山も、田舎も町もある、
バラエティに富んだ島です。海外からの観光客にも人気。

小豆島カメラが使っているカメラ OLYMPUS PEN-F

 

写真家MOTOKOが語る小豆島カメラの魅力とは?

小豆島との出会いはFacebookで友達になった三村ひかりさんがきっかけだった。当初彼女は名古屋に住んでいたが、その後移住をして、旦那さんとともに農業を始めた。三村さんのFacebookは美しい島の暮らしで埋め尽くされており、私はため息をついた。時は2013年。小豆島は瀬戸内国際芸術祭が開催中で、大阪をはじめ島外からたくさんのアーティストや観光客が訪れていた。
「島在住のアーティストがいれば、もっと楽しくなるかもしれない」。
そんな思いで結成された小豆島カメラ。地域や仕事もバラバラで個性豊かなメンバーが毎日アップする写真は、見るものを優しく島に誘ってくれる。これらは島に住む彼女たちだけが切りとれる瞬間。2013年からスタートした小豆島カメラも、はや4年。メンバーが結婚したり、島を離れたりと転換期を迎えているが、写真も同じく以前よりさらに深く趣を感じさせる。小豆島カメラは島の人生そのもの。一ファンとしてこれからがますます楽しみである。

MOTOKO
写真家。広告、雑誌、アーティスト撮影など幅広く活動。著書に『Day Light』『京都』など。滋賀県の農村をテーマにした「田園ドリーム」プロジェクトのほか小豆島や滋賀県長浜市など写真で地域の魅力を伝える活動に力を注ぐ。

 

小豆島カメラ

活動場所:香川県小豆郡

部員数:7名

設立年度:2013年

内容:小豆島での暮らしをオリンパスのカメラで撮り、毎日Webサイトにアップ。撮影ツアーや写真展の開催も行う。

モットー:「見たい、食べたい、会いたい、小豆島に行きたい!」「小豆島で暮らしたい!」と思ってもらえるような小豆島の魅力を伝えること。

shodoshimacamera.com

 

information

小豆島カメラ写真展「見たい食べたい会いたい」
オリンパスプラザ大阪 オープンフォトスペース
2018年1月26日(金)~2月1日(木)10:00~18:00 最終日は15:00まで。

 

目次

1.長浜ローカルフォトアカデミー

2.小豆島カメラ

3.下田写真部

4.AMAZING TOYAMA写真部

5.金沢写真部FOCUS

6.しそう女子カメラ部

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