2.写真部紹介 小豆島カメラ
「見たい、食べたい、会いたい、行きたい!」を伝える
写真家のMOTOKOと出会ったことがきっかけで2013年に結成し、オリンパスのカメラで小豆島の日常を切りとる小豆島カメラ。写真を毎日Webにアップして、島の魅力を発信し続けています。
小豆島の美しい風景や豊かな食、伝統行事など、メンバーそれぞれの視点で切りとられた写真は、じわりと心に染み渡るものばかり。結成4年、写真展や撮影ツアーなどの活動を経て島内外で知られるようになり、「SNSを使わない年配の方にも声をかけていただくことが多くなりました」と牧浦さん。
「最初はただ必死で目の前のものにシャッターを切っていたけれど、いまはどんな写真を撮っていきたいのだろうと考えるようになりました」(太田)
「結婚や引っ越し、仕事の変化など、メンバーを取り巻く環境が変わってきました。写真は人生がダイレクトに写るもの。小豆島カメラの写真も、変化しているのかもしれません」(三村)
オリンパスにカメラのサポートを受けて写真の腕はめきめき上達。「とにかく続けていきたい」とはメンバーみんなの思い。「小豆島に行ってみたい。写真を撮ってみたい」。彼女たちの日々の写真は、小豆島や写真のファンを緩やかにつくり続けています。
写真家MOTOKOが語る小豆島カメラの魅力とは?
小豆島との出会いはFacebookで友達になった三村ひかりさんがきっかけだった。当初彼女は名古屋に住んでいたが、その後移住をして、旦那さんとともに農業を始めた。三村さんのFacebookは美しい島の暮らしで埋め尽くされており、私はため息をついた。時は2013年。小豆島は瀬戸内国際芸術祭が開催中で、大阪をはじめ島外からたくさんのアーティストや観光客が訪れていた。
「島在住のアーティストがいれば、もっと楽しくなるかもしれない」。
そんな思いで結成された小豆島カメラ。地域や仕事もバラバラで個性豊かなメンバーが毎日アップする写真は、見るものを優しく島に誘ってくれる。これらは島に住む彼女たちだけが切りとれる瞬間。2013年からスタートした小豆島カメラも、はや4年。メンバーが結婚したり、島を離れたりと転換期を迎えているが、写真も同じく以前よりさらに深く趣を感じさせる。小豆島カメラは島の人生そのもの。一ファンとしてこれからがますます楽しみである。
MOTOKO
写真家。広告、雑誌、アーティスト撮影など幅広く活動。著書に『Day Light』『京都』など。滋賀県の農村をテーマにした「田園ドリーム」プロジェクトのほか小豆島や滋賀県長浜市など写真で地域の魅力を伝える活動に力を注ぐ。
小豆島カメラ
活動場所:香川県小豆郡
部員数:7名
設立年度:2013年
内容:小豆島での暮らしをオリンパスのカメラで撮り、毎日Webサイトにアップ。撮影ツアーや写真展の開催も行う。
モットー:「見たい、食べたい、会いたい、小豆島に行きたい!」「小豆島で暮らしたい!」と思ってもらえるような小豆島の魅力を伝えること。
information
小豆島カメラ写真展「見たい食べたい会いたい」
オリンパスプラザ大阪 オープンフォトスペース
2018年1月26日(金)~2月1日(木)10:00~18:00 最終日は15:00まで。
目次
2.小豆島カメラ
3.下田写真部