3.朝だから見られる蓮とお茶づくりを見に行こう

蓮池

  • 見渡す限り広がる蓮に埋もれよう

ハノイの蓮の見頃は、6月上旬から7月下旬頃。蓮は陽が昇り始める時間に花が開き始め、だいたい9時頃までが最適な鑑賞時間。早朝なら、地元の人々が小舟に乗って観賞用や蓮茶用に蓮を摘む姿も。 有名スポットは、タイ湖(西湖)の蓮池。とくにウォーターパーク「Công viên nuoc Hô Tây」の裏手にある蓮池は、観光客も多く訪れる。なかには入場料が発生するほか、撮影用にアオザイ(ベトナムの民族衣装)の貸し出しも。別世界に迷い込んだような、美しい薄紅の群生を堪能しよう。

女性同士や親子で撮影に訪れる地元民も多い。

 

フオンセン

  • 香り高い蓮茶の製茶を見学!

蓮茶とは、古茶に蓮の香りづけを行ったお茶のこと。ふんわりと優雅な香りはベトナムでもハノイの蓮ならでは。 まろやかな味わいでリラックス効果がある。旧市街にある茶店「フオンセン」では、5月下旬~7月下旬まで、 毎朝8時から製茶の一部が見学できる。 約200年前から続くと言われる製法で、いまも続けているのは同店のみ。 もぎ取られた大量の蓮の花弁が絨毯のように広がる様は、日本では見られな い貴重な光景。蓮茶はお土産にも最適。 50g約1,352円(27万5千VND)。

住所:15 Hang Dieu St, Hoan Kiem Dist. 時間:8:00~18:30(通常)

同店のお茶づくりは、おしべのヤクと茶葉を何層にも重ねて熟成・蒸らし・乾燥を繰り返す製法。100gの蓮茶をつくるのに、約120 ~150本もの蓮が必要となる。一般公開しているのは、摘みたての蓮の花弁をもぎ取り、 ヤクを叩き落とす工程まで。丁寧な手仕事を見学しよう。

 

photo:Junichi Shimizu

目次

vol.20 夜ふかし・早起き「ハノイ」ローカル写真旅

1.初日から思いっきり!夜のディープ・ハノイ

2.特別な体験は早起きから 朝のパワフル・ハノイ

3.朝だから見られる蓮とお茶づくりを見に行こう

4.ひとめぼれを探せ!旧市街探訪

5.お洒落な空間でおみやげ選び&ひとやすみ

 

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