1.初日から思いっきり!夜のディープ・ハノイ
「なんて賑やかなんだろう!」これが、ハノイの旧市街に足を踏み入れたときの印象だ。羽田空港 16 時 35 分発の ベトナム航空ハノイ便に乗り、 20 時(※時期により異なる)にノイバイ空港へ到着。古き良き町並みが残り、職人が店を営む旧市街まで車で約 40 分、そこではナイトマー ケットが盛大に開かれていた。約300mの道に百以上の露店が立ち並び、ポーチや衣類、スマホケースなど、 ローカルな土産品が盛りだくさん。毎週金~日曜の週末、19 時から 24 時頃ま で開催されるこの市場には、地元民も 大勢集まり賑わいを見せる。
夜の旧市街をぶらぶら散策すれば、お洒落なカフェバー、ローカルな飲食店などさま ざまなお店が。さらにはあちこちで、 日本のお花見のような路上宴会も繰り広げられている。とくにターヒエン通りは地元の若者や観光客が集い、お手頃ビールとつまみを片手にワイワイと楽しい時間を過ごしているのだ。最初はこの熱気に圧倒されるかもしれない が、いざ腰を下ろせば、不思議とこの 一体感が心地良くなってくる。夏は気温が 30 度以上と高いので、冷えたビー ルが美味しい。これが平日も盛り上がっているというから驚きだ。さらりと観光するのではなく、ディープなハノ イを体感するなら、昔ながらの暮らしや歴史的な建物が現存する旧市街がお勧め。2泊3日でも濃厚な旅が楽しめ る。エネルギッシュな空気を全身で浴びながら、ぜひ写真に収めてみよう。
熱気溢れる 路上で乾杯!
旧市街のなかでも夜は特別に活気に溢れるターヒエン通り。多 くの店が建ち並び、店先までイスとテーブルが広がっている。 昼間はバイクが行き交うが、この通りは毎日19時~24時まで通行止めに。店によっては正午から飲み始めている人もいるのだとか。混み合うピークは20時頃で、大体24時まで営業している。煌々としたライトの下、ローカル料理を味わおう。
ハノイっ子の好物!ヤギ肉焼肉
ベトナムでは一般的な焼肉の種類に、ヤギ肉のおっぱい肉がある。コリコリとした食感で、比較的淡泊な味わい。七輪の上には網ではなくアルミホイルを置き、油とマーガリンを適量入れて焼く。家族連れの地元民にも愛されるお店「スアンスアン」にはほかにも豚肉や牛肉があり、パンも一緒に焼くのが主流。 思いのほか油っこくない。3人前で約1,700円(35万VND)。
スアンスアン
住所:47 Ma May St,Hoan Kiem Dist.時
間:10:00~23:00
格式あるレストランで 伝統料理に舌鼓
旧市街で落ち着いた雰囲気で味を楽しみたいなら、 フランス人シェフが手掛ける「マダム・ヒエン」が お勧め。伝統的なベトナム料理をアレンジした品々は、日本人にも食べやすくて美味しい! どれも盛り付けの品が良く、元スペイン領事館というクラシ カルな店内にもうっとり。ドレスコードの必要はなく、服装は自由。コースは約2,000円から。
マダム・ヒエン
住所:15 Chan Cam St, Hoan Kiem Dist.
時間:11:00~14:00/18:00~23:00
PHOTO POINT!
夜の街を散策中、路上演奏に出会うこと も。観客も含めると臨場感アップ。暗い夜の撮影は感度(ISO)を上げると 安心。
ハノイは突然のスコールがあるので、防水カメラカバーがお勧め。濡れた路面に反射した夜の明かりを入れて幻想的に。
photo:Junichi Shimizu
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